禰宜ブログ
ブログタグ: 由緒
「天神宮」の名前は何からきている?
今日は、御幸森天神宮(みゆきもりてんじんぐう)が 「天神宮」とついている由来をお話します。 「天神宮」という名前がついていることから、 「菅原道真」を祀っているのですか? とご質問を受けることがあります。 実際は 本殿の御祭神は、 仁徳天皇・少彦名命・忍坂彦命の三柱です。 「天神宮」は少彦名命(すこなひこなのみこと)が 天つ神(あまつかみ)であったことから由来した・・・
御幸森天神宮のご神紋は鷹です
参拝者の方からよくご質問頂く御幸森天神宮の御神紋について。 この印象的な御神紋の鳥は何ですか? と、ご質問頂きますが、これは「鷹(たか)」です。 仁徳天皇が鷹狩りの折に訪れていた森にお祀りされたのが当宮の由緒であり 「御幸森天神宮」という名称も、 御幸(ぎょうこう)・・天皇が宮殿よりお出ましになること という意味から、「仁徳天皇が御幸・・・
忍坂彦命(おしさかひこのみこと)
当宮のご祭神の中で、一番聞き馴染みのない神様の名前は「忍坂彦命(おしさかひこのみこと)」ではないでしょうか。 全国でも忍坂彦命をお祀りしている神社というのは、見たことも聞いたこともなく、おそらくここだけではないかと思います。 なぜお祀りされるに至ったかは、由緒のページに簡単に書いておりますが、ここで少し詳しく書いてみます。 1497年頃、玉造の清水谷あたりに、押坂山という小さ・・・
猪飼野(いかいの)・猪飼津(いかいつ)
御幸森天神宮のある地域の、現在の住所は「桃谷」ですが 昔は「猪飼野(いかいの)」と言いました。 昔、と言っても昭和48年までそうだったのですから、 比較的、最近の話かもしれません。 鎮座地名の変遷 上古 摂津国東生郡猪甘津 中近世 摂津国東生郡猪飼野村 明治四年十一月 大阪府東成郡猪飼野村 明治二十二年四月 大阪府東成・・・
10月のみゆきもり通信・「神馬(しんめ)」とは?
神様の乗る馬のことを「神馬(しんめ)」と言います。 当宮の境内には神馬の大きな銅像があり、 この像は二代目です。 一代目は、戦争の時に政府が回収したようです。 物資不足のため、 日本中で、釣り鐘や銅像などが回収されたと聞いています。 30年ほど前は大きな馬の足元に 小さな馬の銅像のあったのですが、 盗まれたのか、なくなりました。。(^-^;・・・