令和四年・寅年の大絵馬をご奉納頂きました
令和四年は寅年。
今年もアーティストさんに大絵馬をご制作頂きました。
今回制作頂いたのは、
画家の橘ナオキさんです。
画題は「双寅大輪舞曼荼羅」とのこと。
橘ナオキさんより
鋭い爪やむき出した牙を描かず、猛獣らしい威圧的な表情も描かず、一般的なトラのイメージである強さや凶暴さを表現しませんでした。
「僕たちはもう、そんな事に飽き飽きしうんざりしている」そう思っています。
他者を傷つけたり、脅かしたり、虐げる事を明確に拒絶し、他者を尊重し、楽しませ、幸せにする事に自身の才能を活かし生きていたい。
アーティストやエンターティナーであればなおさらです。
心身や命そのものが放つ美しさを見出し、鍛え、開放する。
その事だけに集中し、生まれ出る作品のクォリティを高める事に尽力する。
そんな自分で在り、そんな仲間たちと切磋琢磨して美しくカラフルな世界を作って行きたいと願っています。
子年・丑年・寅年とアーティストの方に大絵馬を制作して頂いて感じることは、
当たり前ですがものすごいセンスの良さをひしひしと・・・
それぞれの持ち味、個性を発揮しながらも 神社にあっても違和感のない雰囲気。
個性だけではない、合わせすぎるわけでもない・・
その塩梅(あんばい)が絶妙ではないでしょうか。
一年を通して本殿の横という神社の中でもメインの場所に 飾られるわけですが、
どの季節に拝見しても、いつも安定した存在感。
ちょっと感動的ですらあります。
寅の大絵馬も一年間いつでも見て頂けますので ぜひご参拝の際にご覧くださいませ。
(大絵馬の板は、今年も岡房商店様にご奉納頂きました。ありがとうございました!)
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令和三年の丑年の大絵馬 (画家・絵画講師・カメラマンのとくいさとしさん作)
令和二年の子年の大絵馬 (桃谷のピザ屋さんカサディエッロ・京都造形芸術大学の非常勤講師の塚本敬次さん作)